朝7時に片貝漁港へ出掛けた。
漁港の外は大きな波が寄せてサーフィンを楽しむ若者がいた。
遠くの堤防には釣り人が投げ釣りをしている姿が見えたがそこまでは足を伸ばさず漁港脇の作田川沿いで仕掛けを投げ込んだ。

久しぶりの釣りで要領が分からず、最初の投げ込みは岸壁のすぐそばに落ちた。
2投目からはうまくいったが、竿が遠投用では無かったので距離は出なかった。
投げ込んだ後、糸のたわみを直して暫く当りを待つ。
時々リールを少しずつ巻いて当りを探る。まったく反応は無い。
巻き上げてみて餌の様子を見るが食われている痕は無い。
餌を付け替えてまた同じことを繰り返す。
何度か繰り返すが反応はまったく無い。
釣果を期待はしていなかったが反応がまったく無いのはつらい。

少し離れた所で竿を2本立てている人の側へ行って様子を聞いてみた。
やはり当りは無いようである。
何をターゲットにしているか聞いたところ、ハゼやカレイだと言う。
そういえば仕掛けも僕のとは全然違う。
イシモチはどうかと聞くと、イシモチはここでは釣れないと言う。
イシモチを釣るには堤防まで行かないと駄目だそうである。
そう話しているうちに雨が落ち始めた。
慌てて竿を片付け帰ることにした。

久しぶりの海釣りだったが収獲も当りも無く満足度0であった。
帰りに昨日寄った釣具店に寄り、はぜ用の仕掛けを仕入れた。

昼からはずっと雨だったので六啓荘で寝転んで本を読んだ。灰谷健次郎の「兎の眼」を読み終え「優しい時間」を読み始めた。

秀輔から8時発の「わかしお」に乗ると連絡があった。
途中「夢庵」で食事をして大網駅まで迎えに行く。
その頃はもう雨も止み夜空には月が出ていた。この分だと明日は晴れそうである。