午後、部屋で寝転がり、目をつぶって太陽に顔を向けていると、まぶた越しに感じる太陽の暖かさと、まぶたに映る朱い色に心がマッタリとしてくる。

そうだ、今日はマッタリと歩いてみようと思い、Ipodとデジカメを持って出掛けた。

すぐ近くの川口自然公園をぶらりぶらりと歩く。
今日は釣り人が少ない。朝の寒さで来るのを控えたのだろう。
野良猫は相変わらず陽だまりを見つけて丸くなっている。
沼地ではススキが太陽の日を受けて光っていたが、以前来た時より少なくなっていた。

広場には誰も来ていなかった。
ハナミズキ、桜、ポプラが葉を落としていたが、ケヤキやクスノキはまだ青々としている。

隅の方の木の切り株にきのこが生えているのを見つけた。
なめこのような色をしているがなめこではないだろう。

公園を出て、工事中の調整池の方へ行った。
数台のブルドーザーが盛んに土を掘りあげていた。
出来上がるのはまだまだ先のようである。

土手に生い茂っていたススキやセイタカアワダチソウは、雑草と共にいつの間にか刈り取られていた。
犬を連れたおじさんが土手に腰をかけてタバコを吸っていた。美味そうである。

用水路沿いに戻ると、少し入ったところの藪に烏瓜がたくさんなっていた。
そして、とんこ柿もたわわになっている。

普段、自転車で走ったり、急いでウォーキングをしている時には気づかなかった。

たまにマッタリと歩いてみると、いろんなものに出会う。

いつの間にか1時間半も歩いていた。

公園のススキ

公園のきのこ

烏瓜

とんこ柿