第二十番 元良親王


「あなたにお逢いできないで、

こんなにつらい思いの今、

もう何がどうなっても同じことです。

あの難波潟のみをつくしのように、

このみをつくしても(滅ぼしても)、

どうにかしてお逢いしたいものです。」

(後撰集)