俳句教室

晩秋の伊勢路をつなぐ襷かな  松束 (091101)

雨なれば子供に還ろ白秋忌  松束 (091102)

身辺にノート筆ペン文化の日  松束 (091103)

路地裏に煙草銜へて月の影  松束 (091104)

品漁る鵜の目鷹の目秋の市  松束 (091105)

畳の目くっきりとして秋暮るる  松束 (091106)


さらさらと冬青の揺れて今朝の冬  松束 (091107)

粟の穂の舳先に光る宝船 松束  (091108)

蛍火にもっと近よれすがれ虫  松束 (091109)

フェンス越えよくぞとなりの菊一枝  松束 (091110)

路地抜けて雲隠れにし冬の星  松束 (091110)

友の友逝きしを聞いて冬の雨 松束 (091111)

平成の御代寿ぎて菊の花 松束 (091112)


石多き御門の跡や石蕗の花 松束 (091113)

山茶花の開き且つ散る小庭(さには)かな 松束 (091114土)

フレディのみごとなジャンプ柿落葉 松束 (091115日)