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道端の草の名知らず春惜しむ 松束 (0100501)

譲合ふ仕草も見えて蝌蚪の群 松束 (0100502)

数条のひかり洩れきて著莪の花 松束 (0100503)

青黄またバランス美妙みどりの日 松束 (0100504)

藤波の匂ひの海に遊びけり 松束 (0100505)

筍の丈竹垣を超えにけり 松束 (0100506)

桧皮葺く職人の汗古都の風 星児(0100506)

松束;桧皮は殊に古都によくあう。そう暑くない風であって欲しいものだ。

子供の日Uターン車の寝顔かな 星児(0100506)
松束;混雑で大変な車列の中、子供が大人しいと思ったら、疲れ切っていつの間にか眠っている。「かな」の句は、極力、「15音+かな」の句形を心がけたい。
星児:ご無沙汰しておりました。なかなか俳句と直面できる時間がなく(余裕が作れないのでしょうか?)流されていました。ご指摘の箇所の推敲です。
訂正:子供の日「次のマックで」ランチかな 星児 (0100509)
松束;「」付けた句にするなら、「次のマックでランチ」とした方がいいように思う。
星児:捨てます。

寺田屋の龍馬の刃跡立夏かな 星児(0100506)
松束;お龍が素っ裸で危機をしらせたという事件。お龍と龍馬はこのあと、鹿児島に旅立つ。この旅が日本初の新婚旅行とされている。「かな」の句は、極力、「15音+かな」の句形を心がけたい。
訂正:寺田屋の柱の傷や初夏の風 星児 (0100509)
暫く、俳句リハビリさせて頂きますが、ご容赦願います。
松束;一昨年の五月五日の背比べの柱の傷ではなかったのだ。夏の風なら癒され無いどころか…。初夏の風ならが癒しになる。初夏の風は正解。
星児:ありがとうございました。

自慢げに藤の簪おしゃまな子 星児(0100506)
松束;季節感溢れる藤の花の簪。簪一つでおしゃまな感じがするから不思議と言えば不思議だ。

ぴかぴかの背中のかばん柿若葉 松束 (0100507)

茅葺の軒下暗し若楓 松束 (0100508)

老松は静かなるべし松の花 松束 (0100509)

はんかちの木の花はらりひらひらり 松束 (0100510)

たづぬればなんじゃもんじゃの花の陰 松束 (0100512)

思い切り一度触れたし芥子の花 松束 (0100513)

風はこぶ白雲木の匂ひかな 松束 (0100514)

聞くものは白檀の香若葉風 松束 (0100515)