(久保松束さんから寄せられた俳句を掲載しております)
竜胆に日を当たらせて松の影(0101016)
髭つきのまま貰ひけり甘藷 (0101017)
初めての話の多き夜長かな (0101018)
小平は帰る道じゅう虫時雨 (0101019)
叢雲に見え隠れして十三夜 (0101020)
湯けむりに顔近づけて今年米 (0101021)
南瓜彫る底にも小さき穴一つ (0101022)
霜降のフェンスのまろき日差かな (0101023)
雨音の天窓たたく夜寒かな (0101024)
コスモスのコスメティックのコスモかな (0101025)
残り火に早く近づけ残る虫 (0101026)
夕空に紛れず紅き花水木 (0101027)
杜鵑草震へて雨のど真ん中 (0101028)
焦点を暈してばかり水引草 (0101029)
大荒れの熱海の海辺紅葉忌 (0101030)
蝋燭に揺らぐ影陰ハロウイン(0101031)
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