松束画像2





(久保松束さんから寄せられた俳句を掲載しております)

竜胆に日を当たらせて松の影(0101016 

髭つきのまま貰ひけり甘藷 (0101017 

初めての話の多き夜長かな (0101018 

小平は帰る道じゅう虫時雨 (0101019 

叢雲に見え隠れして十三夜 (0101020 

湯けむりに顔近づけて今年米 (0101021 

南瓜彫る底にも小さき穴一つ (0101022 

霜降のフェンスのまろき日差かな (0101023 

雨音の天窓たたく夜寒かな (0101024

 コスモスのコスメティックのコスモかな (0101025

残り火に早く近づけ残る虫  (0101026 

夕空に紛れず紅き花水木  0101027

杜鵑草震へて雨のど真ん中 (0101028

焦点を暈してばかり水引草  0101029

大荒れの熱海の海辺紅葉忌 0101030

蝋燭に揺らぐ影陰ハロウイン(0101031