4ヶ月ぶりに、介護付き有料老人ホームにいる知人を見舞った。

前日に電話をし、外でお昼でも食べようと思い、11時半に訪問する約束をしていた。

11時半に着くとすぐに居室から降りてきた。

しばらく玄関のソファーで話しをした。

どうもおかしい。

これまではタメ口で話していたが、今回は丁寧な言葉で話しかけてくる。

話題もちぐはぐだ。

私とどういう関係なのか分からないような話ぶりである。

履こうとする靴も片方が違う靴である。

その時、施設のスタッフが「一人ですか?」と尋ねてきた。

「そうですよ」と答えると、「3人の方が11時45分に来られることになってますよ」と言う。

なんだか様子がおかしい。

ダブルブッキングのようである。

間もなくその3名の人が訪ねてきた。

会社のかっての同僚らしい。

彼らもお昼を食べようと来たようだ。

ダブルブッキングと分かり、彼らが、ご一緒に行きませんかと誘ってくれたが今回は遠慮した。

様子を見ていると知人は彼らのことをよく認識できていないようで名前が出てこない。

知人と彼らを送り出して、施設の人に様子を聞くと、この数ヶ月で認知症がかなり進んでいるとのことだった。

これまで一人で出来たことが出来なくなってきているという。

外へ一人で出かけることもなくなったそうだ。

4ヶ月前は、時々話が食い違うことはあっても、そこまでは酷くはなかった。

とてもショックを受けた。

近い内にまた訪問したい。

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