下北沢「小劇場B1」で小劇場演劇をマチネで鑑賞した。

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久々の下北沢だったので、早く行って、昔懐かしい通りをブラブラしてみた。

駅も街並みもすっかり変わっている。

まるで別の街のようだった。

もちろんよく見かけた店は殆どない。

住んでいた、鎌倉通り脇にあった家は大きなマンションになっていた。

月賦で初めて背広を買った南口通りの丸井もなくなっていた。

青春時代5年間過ごした街は跡形もなく消えていた。


40分ほどブラブラしたあと、お腹が空いたので通りかかったカレー店に入った。

そこはなんと札幌のスープカレー店「SAMA」だった。

稲見萌寧ちゃんが札幌でトーナメントがあった時、4日間連続で食べたスープカレーである。

ひき肉野菜スープカレーをトマトスープで頼んだ。

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夏野菜がゴロゴロ入っていて、なかなか美味であった。


下北沢「小劇場B1」の演目は「なるべく派手な服を着る」である。

ふるさと大牟田が誇る女優「林田麻里」さんが出演している。

四つ子を含む六人兄弟達と三人の女の話である。

麻里さんは次男の内縁の妻役で出ている。

この劇場は30坪ほどで客席135、客席がステージに対してL字型に2面になっているのが特徴である。

ステージと観客席の距離も近く、少し見下ろす形になっている。

今日は10畳ほどの畳のスペースに9名の男女が織りなす演劇。

セリフも動作もテンポが早く、客席も近いことから、手を抜いた演技はすぐに見抜かされる。

しかし、今日のキャストは鍛え抜かれた俳優たちだけあって、そういう素振りは微塵も見せない。

全員が無駄のない演技をしている。

いや、演技をするというよりも、その人物に成りきっている。

麻里さんは、女性の中では中心人物として舞台を盛り上げているが、映画、ドラマなどでも鍛えられた演技が光っていた。

2時間があっという間に終わってしまった。

終演後、ロビーで麻里さんと会ったが、麻里さん目当てに来た人が多くゆっくりは話せなかった。

一緒に写真を撮る余裕もなく、今度また飲みましょうね、と言われて別れてきた。

10月も公演が控えており、11月には大牟田の動物園を舞台にした映画「いのちスケッチ」の全国上映もある。

大忙しの麻里さんである。