松ちゃん、モーしゃん、スーちゃん、克己ちゃん、馬琴、みねしゃん。

高校時代、6人はいつも一緒だった。

名付けて、6H’s(シックスエッチーズ)。

進学校での日々の受験勉強の憂さ晴らしはいつもこの6人だった。

クラブ活動も生徒会も無かった高校は殺伐としたものだった。

その高校生活を少しでも面白く過ごそうとつるんでいた。

一人では出来ないことも徒党を組めばやれる。

近くに出来た新設女子校の門を初めてくぐったのもこの仲間だった。

違う高校の女子高校生を誘い、草すべりに行ったのもこの仲間だった。

仲間の妹が通う女子高校の運動会に押しかけたのもこの仲間だった。

ほのかな青春の香りをいつも一緒に味わうのもこの仲間だった。

高校の文化祭で舞台に上がり、「リバティーバランスを射った男」「グリーンフィールズ」を歌ったのもこの6人だった。

附設文化祭

硬派なこともした。

ある教諭を辞めさせてくれと、校長の家に談判に行ったのもこの仲間だった。

勉強もした。

6人の家を持ち回りで宿泊し、必死に受験勉強もした。

6H‘s-2

体力を鍛えようと、耳納山脈を縦走したのもこの6名だった。

6H‘s

思い出せば切りがない。

その仲間の中心人物、松ちゃんが2日に亡くなったという訃報が入ったのが昨日だった。

寝耳に水だった。

昨年秋から誰にも知らせずに入院生活を送っていたらしい。

突然の訃報にショックを受け、今日は何もする気にならない。

6H’sの内、モーしゃんに次いで二人目が鬼籍に入った。

青春が壊れていく気がしてならない。