暖かい小春日和が三日続いている。
中でも、今日が一番暖かそうだ。
朝いちばん、カミさんが親しくしている近所の奥さんから電話があった。
「柿を取ったから取りに来て」
いつもはカミさんが行くのだがいないので仕方がない。
早速歩いて貰いに行った。
近いので3分と掛からない。
玄関わきに用意してあった柿は次郎柿。
半月ほど前にもいただいたがその時は富有柿だった。
30個ほどはあるだろう。
両方とも甘味があって美味しい。
見てくれは富有柿が良さそうだ。
次郎柿は角ばっている。
店で売っている富有柿はもっと大きくてふっくらしているが自家栽培のここのは小ぶりである。
しかし美味しさには変わりがない。
柿好きの散人にとっては毎年いただくのを楽しみにしている。
富有柿といえば、高校時代に食べた富有柿の美味しさは忘れられない。
クラスメートのH君の実家は八女の広川というところで稲作や養鶏をやっていた。
秋にはもう一人仲の良かったK君と稲刈りの手伝いと称して遊びに行っていた。
その時に出していただいたのが富有柿だった。
富有柿は晩生なので、稲刈りの時期にはまだ完全には熟していなかったはずだがそれでも美味しかった。
それ以来富有柿の虜になった。
今も富有柿を食べるたびにH君を思い出す。
H君は医大に進み、その後地元で整形外科医院を開業した。
それが今は立派な病院となり、地域の人々に貢献している。
H君は今では医業経営を息子、孫に譲り、好きなことをやっていた。
そのH君が11月3日に亡くなった報が数日前に届いた。
15,6年前に会ったっきりで最近の消息は知らずじまいだった。
K君に連絡すると、「3人の中では一番長生きしそうだったのに残念だ」と返事がかえってきた。
もう一度会いたかった。
中でも、今日が一番暖かそうだ。
朝いちばん、カミさんが親しくしている近所の奥さんから電話があった。
「柿を取ったから取りに来て」
いつもはカミさんが行くのだがいないので仕方がない。
早速歩いて貰いに行った。
近いので3分と掛からない。
玄関わきに用意してあった柿は次郎柿。
半月ほど前にもいただいたがその時は富有柿だった。
30個ほどはあるだろう。
両方とも甘味があって美味しい。
見てくれは富有柿が良さそうだ。
次郎柿は角ばっている。
店で売っている富有柿はもっと大きくてふっくらしているが自家栽培のここのは小ぶりである。
しかし美味しさには変わりがない。
柿好きの散人にとっては毎年いただくのを楽しみにしている。
富有柿といえば、高校時代に食べた富有柿の美味しさは忘れられない。
クラスメートのH君の実家は八女の広川というところで稲作や養鶏をやっていた。
秋にはもう一人仲の良かったK君と稲刈りの手伝いと称して遊びに行っていた。
その時に出していただいたのが富有柿だった。
富有柿は晩生なので、稲刈りの時期にはまだ完全には熟していなかったはずだがそれでも美味しかった。
それ以来富有柿の虜になった。
今も富有柿を食べるたびにH君を思い出す。
H君は医大に進み、その後地元で整形外科医院を開業した。
それが今は立派な病院となり、地域の人々に貢献している。
H君は今では医業経営を息子、孫に譲り、好きなことをやっていた。
そのH君が11月3日に亡くなった報が数日前に届いた。
15,6年前に会ったっきりで最近の消息は知らずじまいだった。
K君に連絡すると、「3人の中では一番長生きしそうだったのに残念だ」と返事がかえってきた。
もう一度会いたかった。