終刊した「ぬかご」を引き継いで平成27年に創刊した。
九つの地域句会をベースに約70名の会員がいる。
散人は平成竹とんぼの仲間であり、メール句会という地域句会を主宰していた君島さんの薦めで「ぬかご」の時代に入会した。
ところが、その君島さんが9月に亡くなり、メール句会も消滅してしまった。
と同時に、散人の俳句に対する興味も薄れてしまった。
これまでは毎月10日にメール句会に5句、隔月15日に「わおん」に5句を投句していた。
その為に、折に触れて自然の声を聴き、日々の生活実感を感じながら句を作る努力をしてきた。
今は、その中心となっていたメール句会への投句が無くなり、張り合いを失ってしまった。
句会が有る無しに関わらず、俳句は詠めるのだが、心の弱い散人は、何か縛りがないと事を進められない。
困ったものである。
「わおん」も新しい年度に入るが、いっそのこと止めてしまおうかとも思ったが、それでは折角誘ってくれた君島さんへの恩義が立たない。
細々ではあるが、もうしばらく続けようと思い、継続の手続きをした。
エイヒレに酒一合の良夜かな かち虫
(君島さんはエイヒレが好きだった)