ホタルが飛び交う時期を見計らって、毎年「夜の観察会」が行われる。

今年は70名ほどの親子が集まって、自然の家近辺を探検して歩いた。

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観察スポットは7ヶ所。

6つのグループに分かれてスタッフに導かれて見て回った。

メインはホタル観賞であるが、他に夜間に活動する植物、昆虫なども観察した。

ホタル観賞用に作られた、葦の林の中の木道脇には、今年もたくさんのホタルが光を出して飛び交っていた。

今年は特に探さなくてもあちこちで光を放ち、子どもも大人も感嘆の声を上げていた。
中には顔のそばまで飛んでくるホタルもいて、手に乗せて大喜びしていた。

他には夕方になると開く、怪しげな形の花のカラスウリ。

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夜8時過ぎると見てる間にポンと花開くメマツヨイグサ。

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夜は葉を閉じるネムノキ。

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など、夜に特別の活動をする植物も観察できた。

そして、水路には夜になると活発に活動するスジエビ、ヌマエビ、カワニナ、タニシなども観察できた。

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また、今日は原っぱの樹の下で羽化するセミの姿も見ることが出来た。

これにはみんな大喜び。

夏休みの大きな思い出になったと思われる。

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最後に夕方から仕掛けておいた「ライトトラップ」に集まった昆虫の説明を聞いた。

クワガタ、カブトムシ、セミ、カミキリムシ、蛾などが集まってきており、昆虫好きの子どもにとっては得難い経験であった。

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今日は自然の家では通常の活動日であり、スタッフは朝から田んぼ仕事、畑仕事など炎天下で仕事をしていた。

その上に夜の観察会で子どもたちを連れ回し、終わる頃にはすっかり疲れて座り込んでいた。

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