今日は田んぼの手伝いをした。

稲作のベテラン達が雁爪鍬(がんづめくわ)で水田の「田起こし」を始めた。

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5月の田植えの準備である。

鍬を思いっきり水田に打ち付けて手前に土を起こす。

相当な力が必要だ。

とても自分には真似は出来ない。

そこで、その前段階である、水田に残っている稲株の残りや稲わらのクズを取り除く作業を手伝った。

まだしっかり乾いていない水田に入って、金属の熊手を使い、まだ腐食していない稲株や稲わらのクズを畦の方にかき集める。

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この時期に残っている稲わらなどは鋤き込んでも田植えまでに腐らないので稲の発達に障害を与えるようだ。

最初は、熊手でかき集めるだけなら簡単と思っていたがそうでもなかった。

水田の凸凹が熊手の動きを邪魔する。

おまけに足場が悪いので足が取られる。

四苦八苦しながら2面の水田の作業が終わった。

午前中には終わると思っていたが何のことはない終わったのは2時だった。

機械を使えば田起こしも簡単で、深く鋤き込めるので藁屑の心配もないのだろうがなにせ人力である。

昔のお百姓さんの苦労がよく分かる。

それにしてもいい運動になった。