アマゾンから本が届いた。
「シニアよ、ITを持って地域にもどろう」という単行本である。

ITスキルを持つ団塊の世代が定年退職後地域社会へ回帰しマンパワーを発揮する為のステップを平易な表現で説いている。

我が「どこ竹@竹とんぼ教室」の代表幹事堀池喜一郎さんも共著者として第2章、第3章を受け持っておられる。

会社勤めであった団塊世代のほとんどは仕事柄パソコンを使い、ITのスキルを多少なりとも会得していると思われるが、退職後そのスキルを活用して地域社会で力を発揮するチャンスを具体例を示しながら紹介している。

タイトルからすると、高度なITスキルを持って地域社会に専門的な貢献をする、という感じを受けるが、そうではなく、ITスキルは単なる手段であって、地域社会に入り、活動する時に大変役に立つということを訴えているように思える。

自分に合ったボランティアや市民活動を探す時、活動を始めてからのネットワーク作りなど、今持っているITスキルで十分活用できるようである。

また、ITのことよりも地域活動の現状や、効率よく活動する為のノウハウがふんだんに紹介されており、これから地域活動をしてみようと思いながら二の足を踏んでる人たちにとっては良い入門書である。

実際、私も今住んでいる川口でインターネットを使って興味のある地域活動を探してみた。
すると、市の育児支援課が管轄しているプレイリーダー活動というのがあり、市で認定されたプレイリーダーがいくつかの公園で週に3日ほど、集まってくる子供たちにいろんな遊びを教えたり一緒に遊んだりする活動があった。
そこでは「竹とんぼ作り」はまだ取り入れられていないようなので、自分の力を発揮するチャンスがあるのかなと思っている。

この本は構成が準備から実際まで順序良く組み立てられており、文章も平易で、読者に地域参入の敷居を低くしてくれる本である。